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ともカメラ!~引きこもりがカメラを趣味にしてから~

家の中が大好きな引きこもりが、カメラを持ってからの記録。

『「いい写真」はどうすれば撮れるのか?』をワイングラスで学んでみました。

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ともひろ(@tomofiro1210)です。

さいきん写真を撮っていて、常に感じてることがあります。

 

それは、

 

 「かっこいいものは誰が撮ってもかっこいい」

  

ということ。

 

たとえば、表参道に並んでいるかっこいいビル。 

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なにも考えずにただシャッターを切っただけ。

でもさ、これって誰が撮ってもかっこいいでしょ。

かっこよくデザインされてるんだもん。

 

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その場で180°回転して撮ったアップルストア

この写真もササッとシャッターを切っただけなので、

暗いし、水平曲がってる。

 

でもアップルストアだしなんだかかっこよく見える。

だってアップルロゴ含め、アップルストアがかっこいいから。

 

そりゃあみんな撮るわ。

ただ撮っただけで綺麗でかっこいいんだもん。

 

 

そうじゃねぇ。

おれが撮りたい写真はそうじゃねぇ。

 

 

おれが撮りたいのは、

 

「たとえかっこ悪く見えるものでも、おれが撮ったらかっこいい写真」

 

つまり、

 

「おれが撮ることに意味のある写真」だ。

 

誰もがササッと撮っただけでかっこよくなる被写体を撮っても意味がねぇ。

 

 

どうすればいい・・・どうsればどうすれば…

 

 

そんなもやもやを抱えながら本屋を歩いていた時、こんな本を見つけた。

中西祐介 著『「いい写真」はどうすれば撮れるのか? ~プロが機材やテクニック以前に考えること

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タイトルを見た瞬間に「この本だ!」と思った。

 

機材やテクニック以前に考えること”ってのがいいね。

機材はシンプルなのが好きだ。

 

パラパラ数ページ見ただけで即購入。

 

 

ホワイトバランスがどう、被写界深度がどう、このレンズを使えばどうこう

そんな機材やカメラのセッティングの話じゃない、

"シャッターを切るまでの時間”に焦点を当てた素晴らしい本だった。

 

きょうはそんな話。 

高いカメラを使っても「いい写真」は撮れない

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引用URL:https://jooy.cdn-dena.com/images/

機材にしか頭が向いてない人がドキッとする言葉で始まるこの本、

「いい写真」はどうすれば撮れるのか? ~プロが機材やテクニック以前に考えることは始まる。

 

一冊を通してずっといわれることは、

「被写体をよく見ること」

 

たとえば、「かっこいい写真」「きれいな写真」「おいしそうな写真」を撮りたいなら、自分が被写体のどこにそういった感情を抱くのかを冷静に考えること。

そうすれば被写体の多くの魅力が見つかる、と著者の中西さんはいう。

 

これって、文字にすれば当たり前のことだけど、

ISOが~SSが~絞りが~~レンズが~~広角が~~~単焦点が~~~~etc.etc...

そんなことに意識が行き過ぎてる人っておれも含め、とても多い。

 

もちろんカメラのセッティングも、機材も大事だけどさ、

そうじゃない。

 

1本のコーラの瓶を誰よりも素晴らしく撮ることができれば、

それは相当腕のよい写真家だ

(出典 048ページ)

 

これがおれが悩んでいたことの正体だ。

 

いまおれは、

 

 “シンプルな被写体の魅力"を引き出す力を身に付けなくちゃならない。 

 

"シンプルな被写体の魅力"をどう引き出す? 

ってことで、"水が入ったワイングラス”を被写体に、

  • 透明感」を感じられる
  • きれい」と思える
  • 飲みたい」と思える

をテーマに、机の上で撮影をしてみた.

 

カメラはNikon D750

レンズはNIKKOR 24-85mm f/2.8-4D IFのみを使用。

すべてjpg.撮って出し。光源は窓から入る太陽光のみで撮影。

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この環境でどこまで"水が入ったワイングラス"の魅力を引き出せるか。

 

とりあえず撮ってみる 

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遠い。窓の外に視線がいってしまう。

 

上から撮ってみた

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よくわからん。「きれい」かもしれないけど、「飲みたい」とは思えない。 

 

寄ってみた

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「きれい」ではあるけど、「透明感」と「飲みたい」は感じられない。

窓枠の黒色のせいで墨汁に見えるのもいまいち。

 

もっと寄ってみた

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寄り過ぎてて一瞬ワイングラスってわからない。

ワイングラスのまるい輪郭はたっぷり水が入っていることを感じさせる。

 

ちょっと後ろに下がってみる

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空の青さが「透明感」を出してる。

ワイングラスの輪郭も強調されて「きれい」も出てきた。

ただ、陰や光の当て方で改善できる余地がある。

 

もっと下がって、縦にカメラを構えてみる

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空の青さが「透明感」を感じさせてくれる。

カメラを縦に構えたことで、ワイングラスのデザインが強調されて「きれい」。

でも、「飲みたい」が難しい。

 

注目する場所を変える 

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ワイングラスの形が「きれい」に大きな影響を与えているので、

"ワイングラスらしい部分”を強調。

青空が強すぎて「透明感」は薄まってしまった。

「飲みたい」と思うけど、青すぎてラストエリクサーって感じがする。水じゃない。

 

青空の色を微調整

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いろいろ試行錯誤した結果、これが3つのテーマを満たした1枚。

ワイングラスの丸みを帯びた形を残すことで「きれい」を強調し、

青空の太陽光を利用することで「透明感」が生まれ、

たっぷりの水の重量感を引き立てる下からのアングルが「飲みたい」を感じさせる。

 

ここまで約20分。

なんとか納得できる1枚が撮れた。 

 

音楽、料理、写真に通ずる”大切なこと"

ワイングラスとじっくり向き合うと、思考の時間が多くなる。

被写体のいいところを見つけようと考え、アングルを変えるために身体を動かす。

 

写真ごとのカメラの位置はたかだが数センチしか違わない。

でも、できあがる写真の印象は大幅に変わってしまう。

"いい写真"を撮る人たちはそこをよくわかってる。

 

"自分らしい写真"を撮るためには、

シャッターを押すまでの、思考と実験の時間こそが大事なんだと実感できた。

 

「カメラを構え、シャッターを押す」という行為は、

撮影という過程の中の最後の1割にすぎないと私は考えます。

つまり、それまでの9割が写真の出来栄えを左右するのです。

 (出典:003ページ)

 

ファインダーを覗いてから、

「どうしようかなー」って考えてる様ではいい写真は撮れない。

 

それっておれが経験してきた”音楽や料理"と一緒で、 

楽器を持ってステージに立つことや、

食材に火を入れて調理するのは最後の1割。

9割の"練習と仕込み"でどれだけ考え、愛情を注げるかが大事なんだ。

 

写真も"気持ちを整理すること"に9割の時間を割くことでいい写真が撮れるんじゃないかな。

 

そう思いました。

 

これからもこの練習は継続していこう。

 

 

『「いい写真」はどうすれば撮れるのか?』

これほんといい本だからみんな買うと良いと思います。

下手なテクニック本を買うよりずっとずっと勉強になりますよ。

 

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